https://hochi.news/articles/20240110-OHT1T51134.html
日本ハム、ヤクルトでプレーし、22年限りで現役を引退した宮台康平氏(28)が、東大の法科大学院に合格したことが10日、分かった。現役引退後に弁護士を目指すことを決断。昨年1月から本格的に勉強をスタートさせ、1日10時間の猛勉強の末に母校である東大の門を再びくぐることとなった。また弁護士を目指す傍ら、今後は東大野球部のサポートに携わっていくことも判明。東大史上6人目のプロ野球選手として5年間プレーした経験を後輩に還元しつつ、弁護士という夢に向かっていく。(取材・小島 和之)
22年限りで東大史上6人目のプロ野球選手としての生活に別れを告げた宮台氏は、着実に次の夢である弁護士に向かって進んでいる。昨年11月、「チャレンジ。その年に目指せる一番高いところ」と東大の法科大学院を受験し、同12月上旬に合格通知が届いた。「ホッとしたというか、良かったです。驚きもありつつ。でもあくまで通過点なので引き続き頑張ろうという思いです」と喜びを語った。
現役引退後の22年12月に弁護士を目指すことを決意。23年1月から本格的に勉強をスタートさせた。それまで野球一色だった生活は激変。午前9時には勉強をスタートさせ、1日10時間をメドに机と向き合った。「やっぱり最初はしんどくて。全く(プロ野球選手とは)違うことをしているので、最初はまず慣れるというところから」。これまでとは対象的にランニングやウェートトレーニングなど、体を動かすことが息抜きとなったと明かす。
夢へと歩む傍ら、野球界にも携わることが決まった。昨年から東京大学総合文化研究科・生命環境科学系身体運動科学の特任研究員を務めているが、所属する研究室が東大野球部のデータ測定を担当。その縁もあり、今後はサポートに加わる予定だ。23年2月には学生野球指導に必要な資格回復の認定を受けており、「投手としての技術的なものは伝えられると思う。僕は東大野球部としては結構レアな人材だと思うので、経験を伝えられたら」と母校のために尽力していく。
今年4月に入学し、来夏には司法試験が控える。将来的には代理人など野球と関わる道も視野に入れるが、今は司法試験に向けて全力投球する。「次は弁護士としての宮台康平で認知してもらえるように、まずは頑張りたい」。座右の銘である「最も困難な道に挑戦せよ」の通り、ただ真っすぐに唯一無二の道を歩んでいく。
◆宮台 康平(みやだい・こうへい)1995年7月1日、横浜市生まれ。28歳。戸塚小3年から野球を始め、戸塚中では軟式野球部に所属。湘南では県大会8強が最高。東大文科1類に現役合格。1年春からベンチ入りし、同年秋にリーグ戦初登板。3年時には大学日本代表に選出。2017年ドラフト7位で日本ハムに入団。20年オフに日本ハムを退団し、ヤクルトに加入。22年限りで現役を引退。通算3登板で0勝、0敗、防御率9・00。左投左打。
日本ハム、ヤクルトでプレーし、22年限りで現役を引退した宮台康平氏(28)が、東大の法科大学院に合格したことが10日、分かった。現役引退後に弁護士を目指すことを決断。昨年1月から本格的に勉強をスタートさせ、1日10時間の猛勉強の末に母校である東大の門を再びくぐることとなった。また弁護士を目指す傍ら、今後は東大野球部のサポートに携わっていくことも判明。東大史上6人目のプロ野球選手として5年間プレーした経験を後輩に還元しつつ、弁護士という夢に向かっていく。(取材・小島 和之)
22年限りで東大史上6人目のプロ野球選手としての生活に別れを告げた宮台氏は、着実に次の夢である弁護士に向かって進んでいる。昨年11月、「チャレンジ。その年に目指せる一番高いところ」と東大の法科大学院を受験し、同12月上旬に合格通知が届いた。「ホッとしたというか、良かったです。驚きもありつつ。でもあくまで通過点なので引き続き頑張ろうという思いです」と喜びを語った。
現役引退後の22年12月に弁護士を目指すことを決意。23年1月から本格的に勉強をスタートさせた。それまで野球一色だった生活は激変。午前9時には勉強をスタートさせ、1日10時間をメドに机と向き合った。「やっぱり最初はしんどくて。全く(プロ野球選手とは)違うことをしているので、最初はまず慣れるというところから」。これまでとは対象的にランニングやウェートトレーニングなど、体を動かすことが息抜きとなったと明かす。
夢へと歩む傍ら、野球界にも携わることが決まった。昨年から東京大学総合文化研究科・生命環境科学系身体運動科学の特任研究員を務めているが、所属する研究室が東大野球部のデータ測定を担当。その縁もあり、今後はサポートに加わる予定だ。23年2月には学生野球指導に必要な資格回復の認定を受けており、「投手としての技術的なものは伝えられると思う。僕は東大野球部としては結構レアな人材だと思うので、経験を伝えられたら」と母校のために尽力していく。
今年4月に入学し、来夏には司法試験が控える。将来的には代理人など野球と関わる道も視野に入れるが、今は司法試験に向けて全力投球する。「次は弁護士としての宮台康平で認知してもらえるように、まずは頑張りたい」。座右の銘である「最も困難な道に挑戦せよ」の通り、ただ真っすぐに唯一無二の道を歩んでいく。
◆宮台 康平(みやだい・こうへい)1995年7月1日、横浜市生まれ。28歳。戸塚小3年から野球を始め、戸塚中では軟式野球部に所属。湘南では県大会8強が最高。東大文科1類に現役合格。1年春からベンチ入りし、同年秋にリーグ戦初登板。3年時には大学日本代表に選出。2017年ドラフト7位で日本ハムに入団。20年オフに日本ハムを退団し、ヤクルトに加入。22年限りで現役を引退。通算3登板で0勝、0敗、防御率9・00。左投左打。
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